しみたり、かゆみがある

においとともにヒリヒリとした痛みがともなうケースもあります。ここではデリケートゾーンに痛みを感じた場合、どのような症状が考えられるのかについてご説明します。

デリケートゾーンのかゆみと臭いの原因とは

デリケートゾーンの臭いが気になるのに加え、それと同時にかゆみがともなう経験をしたことがある人も多いと思います。実に女性の2人に1人はかゆみを経験している、というデータもあるそうです。

かゆみは、デリケートゾーンがかぶれることで起こるケースが多いのですが、かぶれの原因はさまざまです。

下着やナプキン、オリモノや経血、汗などの刺激や汚染によってかぶれることもあれば、雑菌の繁殖が原因の場合も。よく考えてみると、デリケートゾーンに臭いが発生する原因とほぼ同じです。これらの原因を解決すれば、臭いと同時にかゆみも抑えることができるわけです。

かゆみや臭いが感染症や疾患による場合

しかし、かゆみや臭いが感染症や疾患による場合もあります。例えば、ページェット病という疾患は、閉経後の女性に多いとされる癌で、外陰部にかゆみをともなうことがあります。また、陰部にかゆみを伴う疾患として、カンジダ膣炎のように、免疫力が落ちることで発症するものもあります。

とてもかゆくなるカンジタとは?

カンジダ菌はカビの一種で、もともと人間が持っている常在菌です。ストレスを感じたときや抗生物質を飲んで、膣内の善玉菌が減ってしまったときなど、免疫力が落ちるとカンジダ菌が、急激に増えてカンジダ膣炎を発症してしまうのです。カンジダ膣炎は、においはさほど発生させませんが非常に激しいかゆみをともないます。カンジダ膣炎を予防するためには、免疫力を下げないような工夫が大切になりますし、もし疑われる場合は、すぐに受診してください。女性の20%がかかったことがあるといわれているほどで、かかるとこんな症状がでます。

  1. 腟、その周辺がかゆくなる
  2. 粘度の高いおりもの、白い酒粕(カッテージチーズ)のようなのおりもの
  3. 腟のヒリヒリ、刺激、熱感
  4. 排尿時のしみるような痛みがある
  5. 性交渉(SEX)の時に痛みがある

ほかには、感染症のトリコモナス膣炎もかゆみをともないますが、この病気の場合はかゆみだけでなく強いにおいを発生させます。これのどれにも当てはまらないといった方は、日常のお手入れ方法が間違っている可能性があるので、きちんと正しいお手入れ方法を身につけましょう。

臭いと痛みをともなうデリケートゾーンの症状

臭いと一緒に痛みをともなう場合があります。ただし、痛みにはかゆみのせいでかきむしって腫れ、痛みに発展するケースがあり、先に紹介したカンジダ膣炎の場合も、かきむしって腫れることがあるので、この病気が疑われる場合は婦人科を受診しましょう。

かきむしりとは別の痛みがある場合

痛みをともなうデリケートゾーンの病気の症状、治療法は次の通りです。

  • 外陰潰瘍

細菌やヘルペスウィルス、梅毒スピロヘータなどの感染によって起こり、かなり激しい痛みがあります。

治療には抗生物質や抗ウイルス剤の服用、軟膏などが用いられます。

  • バルトリン腺炎

強い痛みがあり、赤く腫れます。抗生物質の内服で治りますが、膿がたまっている場合は切開して膿を出します。

  • バルトリン腺のう腫

バルトリン腺の開口部がふさがって分泌物がたまってのう腫となるもので、化膿した場合は激しい痛みをともないます。

のう腫が大きい場合は切開して膿を出します。

  • 性器ヘルペス

痛みをともなう小さな水疱ができますが、それをつぶすと潰瘍になって排尿時にかなり痛みます。

抗ヘルペスウィルス剤を服用したり、外用薬を用います。

悪性の病気の可能性も…

上記の病気は、清潔を心がけること以外に性病の予防も大切です。性交の際に、コンドームを使用することでほとんどは防ぐことができます。

しかし、深刻な悪性の病気の場合もあります。
例えば「外陰がん」は、おりものやかゆみのほかに外陰部の痛みをともない、腫れやただれも見られるもので、自覚症状がはっきりある病気といえます。

ページェット病もがんの一種で、まず大陰唇に湿疹ができ、かゆみをともないます。そのうち潰瘍になり、徐々に拡大。これらは、症状から性病などに間違われやすい病気ですが、症状をしっかりと医師に伝え、適切な治療を受けることが大切です。

かゆみや痛みの予防には適切なケアが必要

かゆみや痛みを防ぐ方法は、においを予防する方法と同様で、まずは清潔を心がけることです。生理中はナプキンをこまめに交換し、ふだんから通気性のよい服装・下着を選ぶようにしましょう。そしてかぶれを防ぐためにも一般の石けんではなく、デリケートゾーン専用の石けんで優しくしっかりと洗いましょう。デリケートゾーン専用石鹸って一体どんなものなの?という方のために、実際に使用した様子をレポートしているのでぜひチェックしてみてください。